2日、「響きあう心~愛の手紙と鼓のしらべ」第2部のリハーサルをしました。
山本周五郎作「鼓くらべ」の山口の朗読を、村上美智子先生が幸流の鼓で支え、盛り上げてくださいます。
取り上げる曲は「序の舞」と「男舞」。能楽の鼓は通常、大鼓、笛と合わせるのですが、今回は鼓だけなので、先生のご苦労は少なくないはず。
「舞台は金沢。金沢城では、城主の前田侯在国のとき新年の嘉例として観能がある。その後、民間から鼓の上手を集めて御前でくらべ打ちが行われる。
町一番の絹問屋の娘お留伊(15歳)は、その鼓くらべに出るため、毎日鼓の練習に明け暮れている。そして、ある老絵師との出会いから物語は始まる…」
鼓の音は想像以上に響くこと、ただ打つのではなく掛声がとても重要だということなどを知り、作品の解釈も深まってきたように思います。
一人でも多くの方に、鼓の迫力ある音色を聞いて頂きたい、そんな思いとともに、心に届く朗読をと心引き締めたリハーサルでした。
★プログラム
第1部 文豪の愛の手紙や手紙をモチーフにした詩、エッセイ
朗読 山口成子・宇都宮庸子
阿刀田高「あの人をころして」
朗読 宇都宮庸子
第2部 山本周五郎「鼓くらべ」
朗読 山口 成子
鼓 村上美智子
★日時 9月15日(木)13:30開場 14:00開演
★会場 渡辺淳一文学館 札幌市中央区南12条西6丁目
地下鉄南北線「中島公園駅」3番出口より徒歩7分
★入場料 1800円
★チケット取り扱い
渡辺淳一文学館(011-551-1282)
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