朗読なさる方は、原本を拡大コピーして台本にする方が多いよう
です。
私は書き込んだり、読みやすくしたりするためにほとんどのもの
はワードで打ち込みます。
手間はかかりますが、一文字一文字確認しながら入力することで、
気づくことがたくさんあり、解釈も深まるような気がします。
朗読会で読むのは短編が中心で、20分位から長くても40分位。
中長編にはなかなか手が出せません。
長くなればなるほど入力は大変ですが、その大変なことをなさっ
ているボランティアの方々がたくさんいらっしゃるのには敬服し
ています。
「青空文庫」の作品入力ボランテイァの方々です。著作権の切れ
た作品などをインターネット上で無料公開している電子図書館。
夏目漱石、芥川龍之介の作品などはこれをよく利用させて頂いて
います。夏目漱石の公開済みのものは今日現在102、芥川龍之
介は366もあり、さらに作業中の作品がある……。
「青空文庫」は、一人の作家のたくさんの作品群を概観できるの
もありがたいことです。えっ、この作家がこんな作品も書いてい
たのか・・・という発見もあり、作家本人への関心も深まってい
きます。
有料の電子書籍も増えてきて、小さい活字が辛くなる身にはあり
がたいと思いますが、目の疲れはどの程度なのかしらと少々気に
なるこの頃です。
2月の朗読会では、『今昔物語』から一編と短編小説を一編読む
予定です。